■　オーディオ用のDockケーブルとは

iPodやiPhone、Walkmanなどの携帯用音楽プレーヤーと接続し、ダイレクトな音楽信号をオーディオ機器に送出するためのケーブルです。

片方がDock端子、もう一方が3.5㎜ステレオミニプラグとなっており、ポーターブルプレーヤーからライン出力を取り出すために使用します。

ポータブルプレーヤーとポータブルアンプ間の接続に使用し、高音質なヘッドフォン再生のために用いられることが多いですが、ミニコンポやアクティブスピーカーと接続することで、スピーカを鳴らす用途にも使用することも可能です。

ステレオミニプラグではなく、RCA端子仕様のDockケーブルもありますが、これはステレオミニ入力端子を持たないアンプとの接続用です。

銀線などを使用したオーディオ用高級Dockケーブルは、ALO AUDIOやQablesなどのメーカーが知られていますが、高額であるために、自作（DIY）に挑戦されるかたもおられます。

■　オーディオ用でない、普通のDockケーブルとは

オーディオ用途ではなく、充電や同期に使用するためのメーカー純正品も、Dockケーブルと呼ばれています
何も言わずに、ただ「Dockケーブル」という場合、こちらの方を指すことの方が多いでしょう

前述のオーディオ用ドックケーブルは、どちらかと言うと、モバイルオーディオ愛好家が使用する「あまり一般的とはいえない、マニアのためのケーブル」…という傾向があります

オーディオ用途でない、普通の、同期と充電に使用するDockケーブルは、片方がDock端子、もう一方がUSB端子となっており、iPodやiPhoneをパソコン等に接続し、iTunesとの同期を行ったり、iPodの内蔵バッテリーを充電するために使用します。

現状では、どちらも「Dockケーブル」と呼称されることが多く、特に区別して呼び分けはなされていないようです。

■　lightningコネクタと30ピンコネクタ

iPod/iPhone用のDock端子は、従来は30ピンコネクタが使用されていましたが、現状では、lightningコネクタが使用されています

moon and tideが販売している「iPod/iPhone用Dockケーブル」は、30ピンコネクタ用ですので、lightningコネクタを採用しているiPhone5以降のモデルには対応しておりません

（2018年1月26日）