■　製品情報

名称　：　RCAケーブル RCA4200
価格　：　0.5m : \6,800（税込）　1.0m : \9,400（税込）

■　概要

moon and tideの問題作、ハイエンドキラーとも呼ばれる「4200」RCAケーブルです

解像度、分離、定位等の基本クオリティは極めて優秀でありながらも、演出感のないフラットな帯域バランスを誇り、リファレンスとしても使える一本です

オーディオの本質を知る方にこそおすすめしたい、RCAケーブルです
（　4200シリーズの導体材質等につきましては、あえて未公表とさせて頂いております　）

■　構成・仕様

半田　：　WBT-0800　（高品位コネクターの名門、WBT社製はんだ　銀含有率4％）
Plug　：　REAN NYS373　（オーディオコネクター世界トップシェア ノイトリックグループ製）
外装　：　ホワイトチューブ・ブラックメッシュ仕上げ

■　音の傾向

１．「解像度・定位・分離などの基本クオリティの優秀さ」
２．「原音に忠実という、良い意味での演出感の無さ、リファレンス的なフラットバランス」
　この２点を高い次元で両立させたところが、4200シリーズの特徴です

色付けの無いニュートラルな質感、高い解像度に裏付けられた、抜けが良く立ち上がりの速い音
ホログラフィックに広がる、手に取れるような定位感
「ハイエンドでないのは価格だけ」…それが4200シリーズです

■　システム相性

moon and tide のケーブルとしては、お手頃な価格帯の製品ですが、高級機、もしくはハイエンド価格帯のオーディオ機器でのご使用をおすすめします。
特に、ハイスピードで位相に乱れのないシステムに合わせますと、当ケーブルの本領が発揮されます。

■　開発者のひとりごと

moon and tideの理想のケーブルは…
「使用機器のポテンシャルを最大限に発揮させながらも、その存在を感じさせることの無い、無色透明・無味無臭の存在」　…というものです

そういう意味では、4200シリーズは、廉価ではありますが、最も当社の理念に沿ったケーブルなのかもしれません

高級オーディオケーブル業界には、希少金属導体、高純度巨大結晶、極低温処理、液体封入ジャケット、モノブロック削り出しのプラグ、などなど…、ケーブルの価格を一桁増やしてしまうような「もっともらしい処方」が溢れかえっています。（80年台に現れた「PAD」が、その走りでした）

誤解を恐れずに言い切ってしまうと、ケーブルにおいて、音の本質に多大な影響をおよぼすのは、そのような要素ではありません。

では、どの要素が音を左右するのか、ここで明かすことができないのは申し訳なく思いますが、少なくとも 先程挙げたような要素は、大きく商品価格を押し上げこそすれ、音的には瑣末な変化しか与えないのです。
そのような虚飾を一切排し、ただただ音の本質だけを見据え、名より実を取って開発したケーブルが「4200シリーズ」です。

商売として割り切って考えれば、ガス管のような太さのケーブルに仕立て、制振と称して重量を増やし、4個で原価2万円の高級プラグを誂えれば、見た目も高級になり、良い音が出そうなハイエンドっぽいケーブルのできあがりです
そちらのほうが、購買者の目を誤魔化しやすく、単価も高くて利益の出るケーブルであることは間違いないのですが、それは、moon and tide の望むやり方ではありません


「はたしてハイエンドケーブルは、高いだけの裸の王様なのか？」
4200シリーズをリファレンスとして一本持っておれば、他のハイエンドケーブルがどれだけ「虚仮」なのか、よく判ることでしょう

もしも、しっかりと時間を重ねて比較試聴した上で、4200シリーズと同等以上の手応えを感じ取れたケーブルがあったとしたら…、　それは「とても良いケーブル」です。
さらに、価格帯も同程度であったとしたら、それを作っているのは「とても良心的なメーカー」だと思います

そういうメーカーは、音は良くても商売下手なことがほとんどで、すぐに潰れてしまいがちです
もしも、そのようなメーカーに出会えたら、moon and tide に限らず、大事にしてあげて下さい。
欲しいケーブルは、買える間に、ひとそろい買っておいたほうが良いでしょう

■　ケーブルの固さ等

いわゆる重量級の極太ケーブルとは異なり、細身で軽量のケーブルですので、接続機器の端子に過大なテンションもかからず、使いやすい柔軟性を持っています。